ボジョレーヌーボーのオススメ造り手4選!
前回の記事で「ボジョレーヌーボー」とは何なのか、ということについて解説しました。
「ボジョレーヌーボー」と言っても種類がかなりたくさんあります。
値段も1000円もしないものから、2000円、3000円もするヌーボーもあります。
結局どのボジョレーヌーボーを買ったらいいのっていう感じですよね。
なので、今回はオススメの造り手をいくつか紹介したいと思います。
参考にしてみてください!
ボジョレーの帝王「ジョルジュ・デュブッフ」
まずは、ボジョレーの帝王と称される「ジョルジュ・デュブッフ」を紹介します。
ジョルジュ・デュブッフは1933年にプイィ・フュイッセというボジョレー地区の近郊の地区に生まれました。
彼が生まれた家は、ぶどう栽培農家で小さいときからぶどう栽培は身近にありました。
歳を重ねるに連れてぶどう栽培やワイン醸造に興味を持ち始め、自身でぶどうを栽培したりワインの醸造までやっていました。
自身で醸造したワインを近くのレストランなどを自転車で周り販売していました。
やがて、フランスの三ツ星レストランのシェフにも認めてもらえるようになり、「ジョルジュ・デュブッフのボジョレーワインはうまい!」と評判になりました。
彼は1964年に「ジョルジュ・デュブッフ社」を設立。ワイン生産を本格的に始めました。
1967年にはボジョレーヌーボーの素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、大々的に「ボジョレーヌーボーパーティ」を開催。このイベントが評判を呼び、後に彼は「ボジョレーの帝王」と呼ばれるようになったのです。
ボジョレーのスペシャリスト「アンリ・フェッシ」
出典:
Tasting Notes: Henry Fessy Brouilly, Beaujolais, France
口ひげがトレンドマークのアンリ・フェッシ社は1888年にブルゴーニュ地方ボージョレ地区で創業して以来、ずっとボージョレ地区でワインを造り続けている老舗です。
アンリ・フェッシ社は「クリュ・デュ・ボージョレ」と呼ばれるボージョレ地区で最もランクが高いワインを生産する村が10あります。そのうちの9の村で自社畑を持っており、「クリュ・デュ・ボージョレのスペシャリスト」と呼ばれています。
最近では、2015年と2016年にボジョレーヌーボーのワインコンクールである「トロフィー・リオン」において最高金賞と金賞を受賞しています。
1859年創業「ルイ・ジャト」
ブルゴーニュワイン好きなら知らない人はいない、ブルゴーニュの殆どのエリアでワインを作っているブルゴーニュの大手ワインメーカー。
ルイ・ジャド社のトレードマークは酒神バッカス。このラベルを見たことある人も多いと思います。
出典:
https://web.hankyu-dept.co.jp/ecshop/shohinDetailDisplay.do?mstShohinId=137882
ルイ・ジャド社はブルゴーニュを愛し、ブルゴーニュのテロワールを表現し続け、素晴らしいテロワールを守り続けるために20年以上前からビオ製法を取り入れています。
ルイ・ジャド社の自社畑の殆どはプリミエクリュやグランクリュが占めています。このことからもルイ・ジャド社のワインがいかに品質が高いかが伺えます。
ルイ・ジャド社が出しているのは「ボジョレー・ヌーボー」ではなく「ボジョレー・プリムール」という名前で販売されています。
「プリムール」もヌーボーと同じような「初物」という意味です。プリムールはヌーボーのように解禁日は特に指定されていないため11月の上旬から販売しているものや12月ぐらいから販売されるものもあります。
ぜひ、ルイ・ジャド社のボジョレー・プリムールも試してみてください!
ブルゴーニュの誇り!「ジョセフ・ドルーアン」
1880年にブルゴーニュのコート・ド・ボーヌで創業されたジョセフ・ドルーアン社。
家族経営のブルゴーニュを代表する造り手の一つです。
ジョセフ・ドルーアン社はドメーヌとネゴシアン、両方行っており、どちらも毎年安定した品質のワインを造ることから「ブルゴーニュの誇り」と呼ばれています。
ジョセフ・ドルーアンは職人気質が強く、頑固な作り手で、今でも家族経営にこだわり、大々的な宣伝を行わずにジョセフ・ドルーアンのワインを愛してくれているお客様に対して丁寧に販売していくスタイルを取っています。
まとめ
ここまでおすすめの作り手を紹介してきました。
もちろん、紹介したのはたくさんいる造りての中の本の一部でしかないです。
少しでも参考になったらうれしいです!
ボジョレーヌーボーはほんとにたくさんの種類があるので、お友達と何種類か買って微妙な味の違いを楽しむのもいいかもしれないですね。
ボジョレーヌーボーはその年にできたワインの品質をチェックする意味もありますが、私達消費者にとっては今年も無事にワインができたことを祝うお祭り的な要素のほうが強いので、みんなで楽しく飲みたいですね!