【日本酒レビュー】磯自慢 しぼりたて本醸造
今回は初めての日本酒レビューです。
ご紹介する日本酒はこちら!!
「磯自慢」しぼりたて本醸造
味わい
ザ、辛口の日本酒という感じ。
スって入ってきた後にアルコールの苦味、刺激がくる。その後に米の甘みが微かに感じられます。
余韻は短め。
アルコールの刺激が長く続きます。
磯自慢とは
今回ご紹介するお酒は該当しませんが
2010年から東条町秋津にある3ヶ所の田んぼ「西戸(さいと)」「常田(つねだ)「古家(ふるけ)」という区画を厳密に指定し
そこで収穫された酒米のみによる3種類の酒の仕込みもしているようです。
この山田錦で造られるお酒は純米大吟醸のみとなっています。
日本酒でこのように田んぼを区分けして酒造りを行っている酒蔵は珍しい。
ワインの世界では当たり前にある制度ですが、日本酒ではこれまでほとんどありませんでした。
日本酒をこれまで以上に価値のあるお酒にしていくためには必要な制度だと思います。
ワインの世界に置いてはフランスのブルゴーニュ地方が特に有名ですね。
村の畑にそれぞれ名前がつけられており、階級分けされています。
ブルゴーニュについて詳しく知りたい方は下記の記事を御覧ください。
日本酒でもワインのように地域ごと、区画ごとの特徴をとらえて、お酒に表現できるようになると
日本酒の幅も広がり、面白くなっていくと思います。
話が少し脱線してしまいましたが、
このような取り組みを始めるのにはとても苦労したのだとか。
兵庫県の東条町は山田錦の日本屈指の産地であり、品質がとても高い地域で
日本中の酒蔵がその地域の山田錦を使いたがります。
なので取り合いになってしまいます。
そこで安定的に入手できるように米農家と契約を結ぼうと一軒一軒回ったそうですが、すべて門前払い。
それでも諦めずに6年間通い続けてようやく実現したのだとか。
良い酒をつくりたいという強い想いが伝わってきますね。
苦労して実現した日本酒がこちら。
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また、磯自慢酒造の醸造蔵の内部は、ステンレス張りの冷蔵庫のような仕組みになっているそうです。
それによって常に清潔な環境が保たれています。
僕はいくつか酒蔵を見学させていただいたことがありますが、どの酒蔵も昔ながらの「蔵」の中という感じで、土壁に木の柱がむき出し
みたいな構造になっています。
これまでに磯自慢酒造のような酒蔵は見たことがないので、ぜひ一度伺ってみたいです。
静岡県を代表する酒蔵「磯自慢酒造」
こちらから購入できます。
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