ソムリエ&Sake diplomaによるワインと日本酒のブログ

ソムリエとSake diplomaの資格を持つ僕がワインと日本酒についてあれこれ書いていくブログです。

ヴィレ・クレッセ レピネ/ドメーヌ・リケール

おすすめのワインのご紹介です。

 

ヴィレ・クレッセ レピネ ドメーヌ・リケール

 


 

 

品種:シャルドネ100%

産地:フランス、ブルゴーニュ

外観:グリーンがかったイエロー

粘性:少し強め

香り:グレープフルーツ、レモン、白い花、樽、バター、はちみつ

オススメの温度帯:10〜15度

 

苦味  ●●●○○○
甘み  ●●○○○○
複雑性 ●●●●○○
酸味  ●●●●○○
果実味 ●●●●○○
重さ  ●●●●○○

 

 

これはコスパがめちゃくちゃ良いです。

 

僕がソムリエとして働いているお店でよく使っています。

 

グラスに注ぐと外観はきれいなイエロー。

香りは、凝縮された柑橘系のアロマ。樽の香りやバターのような香りもあります。

温度があがるとハチミツっぽく変化していきます。

 

濃厚で力強い味わいです。酸もあるため、重すぎずバランスのとれたしっかりめの白ワイン。

 

白身魚のフライや、クリーム系のパスタとかとも相性が良いです。

 

このワインについてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

 

ドメーヌ・リケール

さてドメーヌ・リケールとはどんな生産者なのかご紹介致します。

 

当主のジャン・リケールはフランス人ではなく、ベルギー人

ドメーヌ・リケールを立ち上げたのは1998年。

 

「自分たちが食事のときに飲みたいワインを造る」というのが、ドメーヌ・リケールのワイン造りにおいて大事にしていることです。

このような考えのもとで造られたワインは飲み疲れすることなく、料理と寄り添ってくれます。

 

生産したぶどうの収穫は手摘みで行い、空気の圧力でやさしく圧搾。

樽で熟成させているときは頻繁に櫂入れを行い、澱を撹拌し、澱からの旨味成分を最大限に引き出します。

澱から得られた風味を損なわないように新樽比率は10%に留めています。

 

抜栓して2時間ぐらいたってから本領を発揮してくるリケールのワイン。

おすすめです。

 


 

 

 

「ヴィレ・クレッセ」とは

ブルゴーニュシャルドネを飲まずして白ワインを語れない!というぐらい世界中の白ワインの生産地の中で軍を抜いて人気があるのがフランスのブルゴーニュ

 

ワインの名前にもなっている「ヴィレ・クレッセ」

これなんだ?と思う方がたくさんいらっしゃるかなと思い、簡単にですが「ヴィレ・クレッセ」について

解説しようと思います。

 

ブルゴーニュについてあまり詳しくない、という方はこちらの記事もぜひ読んでみてください!

 

www.sonflower-wine.com

 

ヴィレ・クレッセは ブルゴーニュの中の一つの村の名前です。

 

ブルゴーニュの中にはたくさんの村がありますが、その中で有名なのが「ムルソー」や「シャサーニュ・モンラッシェ」などでしょうか。

この「ムルソー」や「シャサーニュ・モンラッシェ」があるのが「コート・ド・ボーヌ」

コート・ド・ボーヌの白ワインは非常に品質が高くて人気がある一方で、年々値上がりが激しいです。 

 

そんな中、最近注目を集めているのがコート・ド・ボーヌよりも南にある「マコネ」という地域です。

マコネ地域は超有名なワインがないですが、美味しいワインはたくさん作られていて、

まだ有名ではないので、比較的手に入りやすい価格で美味しいワインがたくさん眠っている地域として近年注目されている地域です。

 

そんな「マコネ」地域のなかに「ヴィレ・クレッセ」という村があります。

そこで生産されたシャルドネを利用して造られたのが、今回ご紹介している「ヴィレ・クレッセ レピネ」

「マコネ」が近年注目されるきっかけをつくった生産者の1人がドメーヌ・リケールです。

ぜひ一度、飲んでいただきたいワインです。