ソムリエ&Sake diplomaによるワインと日本酒のブログ

ソムリエとSake diplomaの資格を持つ僕がワインと日本酒についてあれこれ書いていくブログです。

仁井田本家、「水酛チャレンジ!にいだのパイン」を飲んでみた

今回は日本酒をご紹介していきたいと思います!

 

みなさん、最近は日本酒飲んでますか?

僕は最近はもっぱら日本酒ばかり飲んでいます!

 

ジメジメした時期が続いていますが、日本酒をご紹介していきたいと思います。

 

水酛チャレンジ!にいだのパイン!

 

今回、ご紹介する日本酒はこちら!!

「水酛チャレンジ!にいだのパイン」

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香りは甘酒に近いような香り、ヨーグルトの様な乳製品の香りが特徴的です

少し温度が上がると醤油の様な香りが感じられました。

 

口に含むとパイナップルジュースのような

フルーティーさと豊かな酸味が広がります。

コメの旨味もしっかりと感じられる新感覚の日本酒でした!

 

■商品名

水酛チャレンジ!にいだのパイン

■蔵元

福島県 仁井田本家

■品種

表記なし

精米歩合

80%

 

数量限定の発売だった為、すでに完売となっています。

また来年に造られるかもしれないので、そのときに飲んでみてください!

 

仁井田本家について

仁井田本家は福島県郡山市にある酒蔵です!!

実はこの酒蔵には昨年の9月ごろにお邪魔したことがあります。

入り口には木桶のどデカい「自然酒」と書かれたオブジェがあり記念撮影しました笑

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仁井田本家さんは使命として「日本の田んぼを守る酒蔵になる」というのを掲げています。

オブジェにあるとおりに自然米100%、純米造り&自然派酒母100%で酒造りを行っています。

農薬を使わずにお米を栽培することによって、田んぼの持つパワーを最大限に引き出し、おいしい日本酒造りに役立てているほか、

農薬を使わないことによって、その田んぼは健全に保たれています。

 

仁井田本家は様々なことにチャレンジしている酒蔵ですが、

その1つとして今回ご紹介した「水酛チャレンジ」があります!

 

まずは「水酛」とは!ということなんですが、

もともとは室町時代奈良市にある菩提山正暦時で開発された古典的な日本酒の造り方です。

機械などが発達していなかった時代において日本酒造りは冬に行われるものでした。

しかし、この水酛(または菩提酛とも呼ばれます)という方法を活用すると暑い夏場でも酒造りをすることができたのです。

それから醸造技術が発達して今ではほとんど「水酛」を利用して日本酒を造っている酒蔵はありません。

僕が知っているのは「花巴」ぐらいです。

 

 

そんな水酛の造り方で日本酒を造るというチャレンジをしたのが今回の「水酛チャレンジ」です。

仁井田本家は酒米の栽培において農薬を使わずに行い、田んぼには合鴨を放ち害虫駆除などを行うという古典的な栽培方法を実践しているので、酒造りにおいても古典的な酒造りに挑戦するのは必然的なことだったのでしょう。

 

仁井田本家のお酒

 今回ご紹介させていただいた、「にいだのパイン」はすでに売り切れになってしまっているので、他の仁井田本家のお酒をご紹介させていただきます!!

「にいだしぜんしゅ」

無駄なものを省いた洗練されたデザインのボトルが特徴の日本酒!

東京でもよく見かける日本酒ですね。

また、僕が好きなシリーズでもあります!

この日本酒を飲んで仁井田本家さんを好きになりました。

ぜひ、おすすめです!!