【ワインレビュー】シャトー・モンペラ
今回もワインレビューしていきます!
今回はフランスボルドーの「シャトー・モンペラ」
このワインを飲んだことがある人も多いかもしれません。
ワインを題材にした漫画「神の雫」で主人公が一番最初に飲んだワインで有名ですね!
その時、主人公はこのワインを飲んで「ロックバンドの”クイーン”のようなワイン」だと表現していました。
シャトー・モン・ペラ
産地:フランス、ボルドー地方
外観:ガーネット色
おすすめの温度:15度〜17度
2001年以前は日本では無名なシャトーだったが、「神の雫」で紹介されてから一気に人気が爆発。その人気に見合ったワインのポテンシャルも兼ね備えているからこそ、未だに人気のワインとなっています。
シャトー・モン・ペラは1864年のガイドブックにも載っているほど古くて歴史のあるシャトーです。粘土石灰質土壌の斜面に約100ヘクタールの畑を所有している。
モン・ペラの品質が向上し始めたのは1998年に「ル・パン」など有名なボルドーの右岸ワインを手掛け、Mrメルローとも呼ばれる天才醸造家ミッシェル・ロラン氏を招いて醸造法を改善していったからなのです。
減農薬農法のリュット・レゾネを採用したり、平均樹齢30年以上のブドウ樹から6〜8房という格付けシャトー並に収穫量を減らして、凝縮感を高めたりなど。
その結果、ドイツのワイン専門誌「ヴァインレーゼ」においてメドック格付け第一級シャトーである「シャトー・マルゴー」や「シャトー・ラフィット・ロートシルト」などの92点を上回り、94+点という高得点を獲得しました。
全体的な評価
かなりコスパの良いワイン。
僕はこのワインを2000円ぐらいで購入しました。
抜栓してすぐはまだ硬い印象。
香りは生肉や乾いた土のような香りに少し黒い果実の香りがしました。
口に含んでみると酸味が少し際立っている感じ。抜栓したてっていうのもあるかもしれないけど。時間が経てば表情が変わってくるかも。
レアめに火入れした牛肉のようなニュアンス、ステーキなどの肉料理には最高に合うと思います。
ちょびちょび飲みつつ、1時間半ぐらい経ったら思った通り表情が変わってきました。
果実味が爆発。カシス、ブラックベリー、プラム。そして微かにブラックチェリー。
これが「シャトー・モン・ペラ」かと。ボルドーのクラシックさがありながらも現代的で、あとから爆発的な果実味。
このようなところが漫画で言うところの「ロックバンド”クイーン”のようなワイン」というところでしょうか。
個人的には土っぽさや、湿った草原のようなニュアンスも受け取れたので、早朝の朝露に濡れた牧場にいるようなイメージが浮かびました。
デイリーワインとしてはかなりレベルが高い一本です。
ぜひ、お試しあれ!!