ソムリエ&Sake diplomaによるワインと日本酒のブログ

ソムリエとSake diplomaの資格を持つ僕がワインと日本酒についてあれこれ書いていくブログです。

【仙禽】オーガニック ナチュール

三度の飯より、酒が好きな
ウージーです。

やっと梅雨が明けましたねー

今年の梅雨は長かったですね。

どんだけ毎日ジメジメして、不安定な天気なんだよって思ってました。

が、しかし!梅雨が明けたら明けたで、めちゃくちゃ暑い!

それもそれで嫌だ!笑

 


てなわけで、今回も日本酒をご紹介していきますよー

 

 

仙禽 オーガニック ナチュール

 

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ヨーグルトのような乳酸系の香りが特徴的な日本酒です。

 

さらにさらに特徴的だったのが

コンビニとかで売っているような「さけるチーズ」的な香りも感じられました笑

 

実は僕はチーズが嫌いで食べられないのですが、

なぜか「さけるチーズ」は食べられます!

チーズ独特の臭みがなく、まろやかな味わいなので問題ありません。

そんな「さけるチーズ」ぐらいまろやかなチーズの感じがありました!

 

最高。いろんな料理に合いそう🤤

 

澱を含めて造られたにごり酒なので、ちょっと微発泡です。

味わい的には、口に入れた瞬間に米本来の旨味が口中に広がります。

そのあとに乳酸系の酸味が感じられ、最後にアルコール由来の苦味がきます。


この日本酒に合いそうな料理はざっとこんな感じでしょうか。
シーザーサラダ
リゾット
ミートソース(トマトの酸味強め)

 

癖のあまり強くないチーズを使う料理だったら、いろいろ行けそうな気がします!!

 

■商品名
仙禽 オーガニック ナチュール
■蔵元
栃木県 さくら市 株式会社せんきん
■品種
亀の尾
精米歩合
非公開
■特定名称
純米吟醸

 

 

それでは、仙禽を醸す酒蔵について詳しく見ていきましょう。

 

 

 

仙禽の「ナチュール」シリーズ

すごくチャレンジングな日本酒。

飲んだ瞬間に単刀直入に思った。

 

好きな人は好きだけど、嫌いな人は嫌いだろうなと。

 

俺はすきなやつやで 

この甘酸っぱい感じ。

仙禽はきれいな「酸」が特徴な感じがしています。

 

この「ナチュール」シリーズは名前の通り、古来からの日本酒づくりを踏襲した

日本酒になっています。

 

「生酛」「木桶仕込み」「天然酵母」「オーガニック」「ドメーヌ」「テロワール」と

技術が発達する前までは当たり前だったキーワードが、

また新たに注目を浴びています。

 

 

ここに来ての原点回帰。

 

 

日本酒の醸造技術が発達してきたことは嬉しいことですが、

その裏では、造られる日本酒が画一的になっていっていました。

 

雑味が少なく、きれいで、フルーティー

辛口淡麗

みたいな。

 

それを打ち破るような日本酒。

面白い日本酒だなーと思い、どんな人が造っているのか調べてみると

納得しました!

 

 

 

株式会社せんきん

 

栃木県、さくら市にある酒蔵。

 

こんなちょっと変わった日本酒を作り始めたのは

11代目蔵元の薄井一樹さんが2004年に蔵に戻ってきてからのこと!

 

もともと薄井さんは東京でソムリエとして活躍し、ワインスクールの講師も務めていました。

ある日、先輩に連れていってもらった和食のお店で福島の銘酒「飛露喜」を飲み、

「こんなうまい日本酒があるのか!」と感動したそうです。

そこから、実家の酒蔵に戻って酒造りを行うことを決意。

 

そこでソムリエとしての経験を活かし

それまでは日本酒になかった味わいを造り上げていきます。

 

 

それはきれいな「酸味」が特徴の日本酒です。

 

その日本酒を造り始めたばかりの頃は、

日本酒の甘酸っぱいような味わいはあまり好まれていませんでした。

 

しかし、世の中は徐々にワインに人気が出てきていました。

そんな時代だからこそ「白ワイン」のような酸味を楽しめる日本酒は受け入れてもらえるという確固たる自信があったようです。

それでも最初は苦戦し、周りからの声も良いものばかりではありませんでした。

そんな状況にもめげずにチャレンジし続け、現在の名声を獲得しています。

 

ワインは好きだけど、日本酒はちょっと、、、

日本酒好きでいろいろと飲んできたけど、ちょっと変わった日本酒を飲んでみたい!

みたいな人におすすめです!

もちろん、それ以外の人にもおすすめです!

一度は飲んでみる価値のある日本酒です!

 

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